インプラント回復期間後(術後3-6カ月)に気を付けることとは?|吉祥寺の歯科医院ならアキュラデンタルクリニック
◆インプラント手術における1回法と2回法
インプラント手術には「1回法」と「2回法」がありますが、特別な処置やトラブルがなければ、どちらも1日〜2日程度で終了します。
1回法と2回法の特徴は、以下の通りです。
【1回法】
・手術は1回で済む
・術後は歯茎からインプラントが露出した状態
・身体的負担や治療期間を最小限に抑えたい人におすすめ
【2回法】
・手術は2回行う
・術後はインプラントが歯茎に覆われた状態
・感染リスクの高い人、インプラントを露出させると骨と結合しにくくなるリスクの高い人におすすめ
手術にかかる時間は、埋入するインプラントの本数や、骨移植があるかないかによって異なります。
どちらの術式にするかは、患者さんの希望や状態などを総合的に判断した上で歯科医師が決定するため、わからないことがあれば聞いておきましょう。
◆術後以降の過ごし方
主にインプラントと骨が結合する治癒期間です。
インプラントと骨が結合するまでにかかる期間は、早い人で2~3カ月、長い人で6カ月程です。
この期間を上手に乗り切るためには、手術後の過ごし方が大変重要となります。
インプラントの手術後には、以下のような行為は避けましょう。
①術直後
・麻酔が効いている間は飲食に注意
・飲酒・喫煙は厳禁です
・入浴や運動もできるだけ控える
・毛先の柔らかい歯ブラシで歯磨きをする
・痛みは鎮痛剤でコントロールする
・抗生剤の服用を自己判断で中止しない
⇒詳しくはこちら:「インプラント手術後に気を付けることとは?|吉祥寺の歯科医院ならアキュラデンタルクリニック」
②回復期間中
・A´ 経過で異常が出ていないか
・B´ 手術部位や口腔内チェックのため来院していただくことが重要です
・C´ 手術後の注意事項を守った上で、骨とインプラントが結合するのを待ちましょう。
③回復期間後
・D´ 手術から4カ月後ごろに、インプラントと骨が結合したのを確認したら、アバットメント支台取り付けのための2次手術を行います。
手術といっても、インプラント体の先端に小さな部品を付ける簡単な処置です。
インプラント体が歯茎で覆われている場合には、歯茎を開いて先端を取り付けます。
④アバットメント支台の取り付け後
アバットメントの取り付けから1〜2週間して歯茎の状態が落ち着いたら、人工歯を被せるための型取りをします。
前歯や複数の歯を同時に被せる場合には、完全に取り付ける前に患者さんに高さをチェックしてもらう機会を設けるため安心してください。
完成した人工歯を先端に取り付けてインプラント治療は終了です。
◆メンテナンスも大事
インプラントと長年付き合っていくためには、歯周病予防のためのメンテナンスがとても大事です。
歯周病で周囲の骨が溶けてしまうと、インプラントを支えることがきません。
そのため、メンテナンスで歯のクリーニングを中心に行って歯垢を徹底的に除去していきます。
インプラントはもちろん、自分の歯を少しでも長く使うためにも、3〜4カ月に一度のメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
◆歯科治療についてお悩みがあれば吉祥寺のアキュラデンタルクリニックへ
インプラント回復期間以降に気を付けるべきポイントをご紹介しました。
インプラントは、まるで自分の歯のように噛むことができる優れた治療法です。
治療に要する期間は短くありませんが、気を付けるポイントを押さえた上でじっくりと待ちましょう。
歯科治療についてお悩みがあれば吉祥寺のアキュラデンタルクリニックへご相談ください。